映画「ほどなく、お別れです」|長野ロケ地は霧ヶ峰高原だった

聖地巡礼
長野家のエピソードで霧ヶ峰高原がロケ地になっているようです。
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人気俳優の目黒蓮さんと浜辺美波さん主演の映画作品で、注目を集めている、2026年2月6日公開の映画『ほどなく、お別れです』。その印象的な映像美の背景には、長野県の大自然を活かしたロケーションも大きく関係しています。長野県でのロケ地は、霧ヶ峰高原です。

諏訪地方観光連盟は、1月30日に、映画「ほどなく、お別れです」を、諏訪地域の観光振興などに寄与する「諏訪シネマズ」認定しました。

本記事では、映画『ほどなく、お別れです』の作品概要をはじめ、長野ロケ地として選ばれた霧ヶ峰高原の魅力や撮影シーン、さらに諏訪シネマズ認定について詳しく解説します。

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映画「ほどなく、お別れです」とはどんな作品か

映画「ほどなく、お別れです」は、人と人との避けられない別れを静かに、そして丁寧に描いたヒューマンドラマです。派手な演出ではなく、日常の延長線上にある感情の揺らぎを映像と間で表現している点が特徴で、観る人それぞれの人生経験と重なり合う構成になっています。長野県を中心としたロケ地の自然描写も相まって、物語全体に深い余韻を残す作品として評価されています。

映画『ほどなく、お別れです』公式サイト
2026年2月6日(金)公開!誰もが経験する、大切な人との別れ。2人の葬祭プランナーが目指すのは、最高の“区切りの儀式”。

作品のあらすじ

遺族だけでなく、亡くなった人も納得できる葬儀とは何かという問いに向き合うストーリー。
本作には、清水家を軸に、柳澤家・久保田家・長野家という三つの家族のエピソードが重なり合い、それぞれ異なる「別れ」に向き合う姿と、「別れのかたち」が描かれています。

大きな事件が起こるわけではありませんが、日常の中で交わされる会話や沈黙が、少しずつ心情の変化を浮かび上がらせます。

亡くなった人の声を聴くことができる清水美空は、あるきっかけから葬儀プランナーのインターンとして働くことになります。事故や事件死など、遺族にとって受け入れがたい葬儀を主に担当している先輩プランナーの漆原礼二とともに、さまざまな「別れの現場」に立ち会っていきます。

美空と漆原は、妊婦の妻を亡くした夫、幼い娘を失った夫婦、離れて暮らす最愛の人を看取れなかった男など、さまざまな家族の葬儀に立ち会います。深い喪失と向き合う中で二人は、遺族のためだけではなく、故人にとっても納得のいく葬儀とは何かを問い続けます。

登場人物とキャスト情報

映画では浜辺美波と目黒蓮が主演を務め、三木孝浩監督によって映画化されています。
主なキャスト:https://hodonaku-movie.toho.co.jp/

清水家・主人公まわり

  • 目黒 蓮(漆原礼二 役)
     清水美空の先輩葬儀プランナー。彼女の価値観や感情に静かな影響を与える存在。
  • 浜辺美波(清水美空 役)
     物語の主人公。「亡くなった人の声を聴くことができる」という力をもつ。ふとしたきっかけで葬儀会社「坂東会館」の葬儀プランナーインターンとなる。
  • 鈴木浩介(清水佑司 役)
     美空の父。葬祭プランナーという毎日死と向き合う仕事を心配に思いながらも美空を見守る。
  • 永作博美(清水美波 役)
     美空の母。佑司と共に、娘の選んだ道を見守る。
  • 夏木マリ(清水花子 役)
     美空の祖母。美空のよき理解者。葬祭プランナーとして働くべきか悩む美空の背中を押す。

柳澤家のエピソード

  • 古川琴音(柳澤玲子 役)
     出産を目前に控えるなか歩道橋から転落し、お腹の子ともども命を落とす。
  • 北村匠海(柳澤亮太 役)
     出産直前の妻とお腹の中の子を事故で亡くし、現実を受け止めきれないまま葬儀を迎える喪主。

久保田家のエピソード

  • 志田未来(久保田理恵 役)
     5歳の娘・比奈を先天性心疾患で亡くした母親。病を治したい一心から辛い治療と入院生活を強いてしまい、楽しい思い出を作ってあげられなかったことを後悔している。
  • 渡邊圭祐(久保田宏之 役)
     5歳の娘・比奈を先天性心疾患で亡くした父親。憔悴しきった妻を支える。

長野家のエピソード

  • 原田泰造(長野正史 役)
     桂子の元夫。子供たちが幼い頃に、親友の連帯保証人として借金を背負うことになり、離婚。離れた土地で暮らす。
  • 野波麻帆(長野桂子 役)
     女手一つで育ててきた21歳の息子と、20歳の娘を残して交通事故で亡くなる。
  • 西垣 匠(長野翔一 役)
     桂子の息子。家族を置いて出て行った父親を恨んでおり、母親の葬儀への招待も拒む。
  • 久保史緒里(長野玲奈 役)
     桂子の娘。父親に母親の訃報を伝えるべきではないかと悩む。

『ほどなく、お別れです』の原作は?

原作は、日本の作家 長月天音(ながつき あまね) さんによる同名の小説が元になっています。長月天音さんは新潟県出身の作家で、この作品は 彼女のデビュー作 に当たります。

この小説は 小学館文庫(小学館)から刊行 されており、2018年に第1巻『ほどなく、お別れです』が発表されました。以後、シリーズとして複数巻が刊行されており、シリーズ累計発行部数は数十万部を突破する人気シリーズとなっています。

原作は 第19回小学館文庫小説賞の大賞 を受賞しており、多くの読者の共感を集め、ヒューマンドラマとして高い評価を受けました。

原作者 長月天音 プロフィール

長月天音(ながつき・あまね)
1977年新潟県生まれ。
大正大学文学部 卒業。
2018年『ほどなく、お別れです』 で第19回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。
他の著書に『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』『明日の私の見つけ方』がある。

原作と映画

本作の映画化は、原作が持つ普遍的なテーマ性と映像向きの構成が評価されたことをきっかけに実現しました。派手な展開ではなく、感情の積み重ねで物語を進める点が、近年の邦画作品の流れとも合致していたといえます。

原作では、人が誰しも経験する喪失や別離を過度にドラマッチクに表現されるのではなく、淡々とした筆致で描いている点が特徴ではないでしょうか。
映画版でもその世界観は大切にされ、原作の持つ余白や静けさを映像でどう表現するかが制作段階から重視されました。派手な展開ではなく、感情の積み重ねで物語を進める点が、近年の邦画作品の流れとも合致していたといえます。

原作者の長月天音さんは、「誰もが避けられない大切な人との別れ。原作では伝えきれなかった部分にまで踏み込んでくださった素晴らしい脚本で、より多くの方にお届けできることを幸せに思います。」とコメントしています。
長野ロケ地である、霧ヶ峰高原の自然を取り入れた演出も、原作の空気感を映像化するための重要な要素となっています。

霧ヶ峰高原がロケ地選出された経緯

映画の重要なシーンの一つとして、霧ヶ峰高原もロケ地となりました。

三木孝浩監督は、以前、ミュージックビデオを撮影した際に訪れた霧ヶ峰高原での風景を気に入り、今回ロケ地に決めたと話します。

八ヶ岳が見えて、富士山が見えて、諏訪の街が見えるという、
この世とあの世のはざまで世界を見るような空気感がぴったりだと思った。

霧ヶ峰高原は何度も訪れてきた場所ですが、三三木監督の言葉を聞いたあとでは、これまで見えていなかった風景が見えました。改めて眺める霧ヶ峰高原は、思っていた以上に深く、静かに心に残る場所でした。そこには、これまで気づかなかった魅力が確かに広がっていました。

霧ヶ峰高原での撮影シーン

映画「ほどなく、お別れです」では、長野家のエピソードが、長野県の霧ヶ峰高原
で撮影されました。

霧ヶ峰高原の持つ広がりのある風景が、登場人物の心情を映し出す舞台として効果的に使われています。特定の場所を強調するよりも、高原全体の空気感や静けさを取り込む演出が特徴で、観る側に強い印象を残します。

長野家のエピソードは長野県の霧ヶ峰高原で撮影されました。

印象的なシーンに使われた場所

霧ヶ峰高原の中でも、視界が大きく開けた草原エリアは、物語の節目となるシーンに使われたとされています。人物が広い風景の中に立つ構図は、孤独や決意といった感情を際立たせる効果があります。具体的な地名が明示されていない分、霧ヶ峰らしい風景そのものが象徴的な舞台として機能しており、映画全体の余韻を支える重要な要素となっています。

撮影が行われた具体的スポット

撮影が行われたとみられるのは、ビーナスライン沿いからアクセスできる草原や展望が開けたエリアです。車道から比較的近い場所でありながら、人工物が映り込みにくい点が、ロケ地として適していた理由のひとつと考えられます。霧や雲の動きによって表情が変わる環境は、同じ場所でも異なる印象を与えられるため、映像作品との相性が良いスポットです。

撮影の様子。ビーナスラインという道路沿線上ですね。右奥の建物は、ドライブイン霧ヶ峰富士見台という所かな。

霧ヶ峰高原にいってみよう

映画公開後は、霧ヶ峰高原を訪れて作品の雰囲気を体感したいですよね。

特定のシーンを完全に再現するというよりも、映画と同じ空気感を味わえる場所として、高原の散策路や展望ポイントが人気です。
訪問する際は、自然保護や周囲の利用者への配慮を忘れず、静かに風景を楽しむことが推奨されます。

また、冬季は雪のため道路が封鎖されている可能性があるかもしれません。
事前に確認をすることをおすすめします。

霧ヶ峰にいこう(諏訪観光協会が運営する霧ヶ峰高原の観光紹介サイト)
住所:
長野県諏訪市四賀霧ヶ峰7718-9
電話:
(夏期)TEL / FAX. 0266-53-6456
(冬期)TEL.0266-52-2111 / FAX.0266-53-4126
開館時間:
9:00~16:00
休館日:
毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
※11月16日~翌年4月14日まで冬期休館
公式HP:
https://kirigamine.suwakanko.jp/spot_category/nature/

『ほどなく、お別れです』が「諏訪シネマズ」に認定

諏訪地方観光連盟は、映画『ほどなく、お別れです』を、諏訪地域の観光振興などに貢献する映画「諏訪シネマズ 10号」に認定しました。

1月30日には、諏訪市役所で認定式が執り行われました。
オンラインで出席した三木孝浩監督は、
諏訪の皆さんにも長く愛していただける作品になったら嬉しいなと思います。」とコメントしてくれました。

諏訪シネマズ認定とは

諏訪シネマズ認定とは、長野県諏訪地域を舞台または撮影地として使用した映像作品を対象に、地域としてその価値を認定・発信する取り組みです。

映画やドラマを通じて諏訪の魅力を広く伝えることを目的としており、「ほどなく、お別れです」もその流れの中で注目される作品のひとつとなっています。単なるロケ地紹介にとどまらず、作品と地域を結びつける文化的な試みとして位置づけられています。

認定による地域への影響

諏訪シネマズ認定を受けた作品は、映画ファンや観光客の関心を集めやすくなり、ロケ地巡りや関連イベントにつながるケースがあります。これにより、地域経済への波及効果だけでなく、諏訪という土地が持つ文化的価値を再発見するきっかけにもなります。「ほどなく、お別れです」のような静かな作品が認定されることで、諏訪の落ち着いた魅力や自然環境が改めて注目される点も大きな影響といえます。

まとめ

映画「ほどなく、お別れです」は、人と人との別れを静かに描いたヒューマンドラマで、その世界観を支える重要な舞台の一つが長野県の霧ヶ峰高原です。

広大な自然と移ろう景色は、登場人物の心情と重なり、物語に深い余韻を与えています。また、諏訪シネマズ認定という取り組みによって、作品と地域が結びつき、映画をきっかけに諏訪エリアの魅力が再発見されています。作品を観た後にロケ地を訪れることで、映画の感動をより立体的に味わえるでしょう。

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