松本は主要観光スポットが驚くほど近接しており、車がなくても1泊2日で人気スポットを効率よく回れる街です。しかし、松本城の混雑や徒歩移動の順番を間違えると、時間を大きくロスしてしまうこともあります。この記事では、松本城・縄手通り・中町通り・松本市美術館など、初めての旅行でも外さない定番スポットを最短動線でなるべく多く巡る「車なしの最強モデルコース」を紹介します。ランチやカフェ、夜ごはんのおすすめまでまとめているので、このブログでは、初めての松本旅行でも、混雑を避けながら効率的にメイン観光スポットを楽しめるルートを紹介します。
松本の観光スポットを1泊2日で効率よく回る為に、まずやった方がいいこと
電子チケットの購入について検討しよう
松本城・旧開智学校・松本市立博物館(常設展示のみ)・旧開智学校校舎・松本市美術館(コレクション展のみ)は電子チケットもあります。事前に購入しておけば、窓口で並ぶ時間をセーブできます。
松本城電子チケット販売サイトページ(kkdayでも購入可能です)。
ただし、有効期限には注意が必要です。
購入時、松本城来場の日時指定をする必要があり、有効期限は以下のようになっています。
・松本城+1施設(旧開智学校, or 美術館(常設展), or 博物館(常設展))共通観覧券:松本城指定入場日から2日間です。
・松本城+3施設(博物館+美術館+旧開智)共通観覧券:松本城以外の施設の有効期間は、松本城の指定入場日から3日間です。
もう一つ気をつけなければいけないのは、松本城来場は、日時指定をする必要があるので、混雑していると、当日券や希望の日時で購入ができない場合もあります。
自分のプランに合わせて、購入を検討しないとかえってもったいない事になります。。
【その他留意点】
・このチケットでは美術館、博物館の企画展は観覧できません。
・各施設の休館日は、それぞれ違うので、事前に確認しましょう。
・電子チケットは、購入後のキャンセルや変更ができません。
・障がい者手帳をお持ちの方は、観覧料無料(手帳所持者及び介助者1名)です。窓口にいきましょう。
松本についたら、まず荷物を預けよう
大きなスーツケースやボストンバックは、持って歩くと邪魔だし、疲れますよね。まず、身軽になる為に、荷物を預けましょう。宿泊施設によっては預かってくれるので、事前に宿泊施設に確認をしておくといいと思います。
ちなみに松本城の本丸庭園には、手荷物程度を入れるサイズのコインロッカーはあります。
松本駅
1階~3階まであります。一番数が多いコインロッカーの場所は、2階の自由通路にあります。
2階自由通路へのアクセス:改札を出て左のお城口にすすむと、エスカレーターがあります。1つ目のエスカレーターを降りた右方面にあります。

アルピコプラザ1階(バスターミナル)

松本街歩きマップを手に入れよう
松本駅と松本城の真ん中位に位置する「信毎メディアガーデン」の1Fでは、街歩きマップが手に入ります。1Fにはベンチもあり、旅で疲れた足を癒やしつつ、松本の街歩きマップで松本の街の全体の様子がつかめば、その後の移動がぐっとしやすくなります。
信毎メディアガーデンの他に、松本市観光情報センター(9:00-17:45)でも入手できます。
松本街歩きマップは、PDF版もあります。
レンタサイクルの設置場所と料金体系
松本の中心エリアは徒歩で十分回れますが、より広いエリアを短時間で巡りたい場合はレンタサイクルが便利です。松本駅周辺や、美術館付近に貸出拠点があり、観光の合間でも気軽に借りられるのが特徴です。料金は1日利用で数百円〜と手頃で、城下町から少し離れたスポットへ移動する際に役立ちます。坂道が少ないエリアのため走りやすく、自転車初心者でも安心して利用できます。徒歩と組み合わせると行動範囲が広がり、観光時間を効率よく使える選択肢です。
松本駅周辺でいうと、ステーションは、松本駅お城口広場・松本駅アルプス口広場・松本バスターミナル前にあります。
🚲松本市のシェアサイクルサイトページ:Hello Cycling
松本の1泊2日の観光モデルコース(車なし)|松本に朝一に着く時間は?
公共交通機関で朝一で松本につく時間は↓の通りです(2025年11月現在)。
*運行スケジュールは、変更になっている可能性がありますので、各運行会社にご確認ください
旅行プランを立てるのに、到着時間の把握は必須です。
特急あずさ(新宿→松本)JR
最も早い便は あずさ1号。
新宿 7:00 発 → 松本 9:38 着。所要時間は約2時間40分。
🚄特急しなの(名古屋→松本)(長野行き)JR
最も早い便は しなの1号。
名古屋 7:00 発→ 松本 9:08 着。所要時間は約2時間8分。
🚄 特急しなの(長野→松本)JR
最も早い便は しなの2号。
長野 6:09 発 → 松本 7:03 着。所要時間は約54分。
🚌 高速バス(新宿→松本)アルピコ交通と京王バス
松本行きの始発は バスタ新宿 4:20 発 → 松本BT 8:20 着。
渋滞をみこし、所要時間は約4時間になっているが、早朝のバスは3時間強だと思います。
🚄 特急あずさ(新宿→松本)JR
最も早い便は あずさ1号。
新宿 7:00 発 → 松本 9:38 着。所要時間は約2時間40分。
🚄 特急しなの JR
🚄特急しなの(名古屋→松本)(長野行き)JR
最も早い便は しなの1号。
名古屋 7:00 発→ 松本 9:08 着。所要時間は約2時間8分。
🚄 特急しなの(長野→松本)JR
最も早い便は しなの2号。
長野 6:09 発 → 松本 7:03 着。所要時間は約54分。
🚌 高速バス(新宿→松本)
🚌 高速バス(新宿→松本)アルピコ交通と京王バス
松本行きの始発は バスタ新宿 4:20 発 → 松本BT 8:20 着。
渋滞をみこし、所要時間は約4時間になっているが、早朝のバスは3時間強だと思います。
松本観光1泊2日モデルコース |最短で効率よく回るルート
松本城とその周辺で人気の観光スポット、旧開智学校校舎、松本市立博物館、四柱神社、中町通り、縄手通り商店街、松本市美術館、を1泊2日で回るモデルコースを紹介します。メイン観光スポットの松本城は、開城と同時に行くのが混雑を避けられるので、2日目の朝に行くといいです。ちなみに、松本城の開城時間は、8:30AM (夏季とGWは8AM)です。
【1日目】松本市美術館 中町通り散策、四柱神社
〇松本駅 あずさ9:48着 →松本市美術館へ[移動時間:徒歩約20分弱/バス約10分]
健脚なら駅から15分位で着くので、いい時間のバスがなかったら、歩くのがおすすめです。
〇松本市美術館:所要時間:1時間~2時間
松本市美術館の最大の見どころは、松本出身の世界的芸術家・草間彌生の作品群です。巨大な屋外彫刻《幻の華》や水玉模様の外観は、訪れる人を一瞬でアートの世界へ引き込みます。草間彌生の常設展示では、初期から最新作まで幅広く展示。有名な水玉のかぼちゃモチーフの作品は写真映え抜群。
〇ランチ:松本美術館内にレストランが併設されています。
shokudo and cafe yumyum (ヤムヤム)
ランチ営業時間 11:00~14:30
松本の人気フレンチ「マナックターブル」の姉妹店です。大きな窓越しに松本市美術館の美しい中庭を眺望しながらのんびりランチタイムを過ごせます。
〇松本市美術館→中町通りへ移動[移動時間:徒歩15分]
また、美術館から徒歩15分に位置する中町通り周辺には、飲食店が多数あるので、ランチは中町通り方面に移動して、そちらでとってもいいでしょう。
*予約をおすすめします。
〇中町通り散策(所要時間:約60~120分)
蔵造りの街並みを歩いて写真を撮り、雑貨店を数軒のぞいて、さっと散策すると約60分です。
ギャラリーや雑貨店をゆっくりみて周り、食べ歩きもして、お土産探しも含めると120分位はあっという間です。
〇四柱神社参拝(所要時間:約20分)
参拝しやすい立地で観光客に人気です。通常参拝であれば、写真撮影も含め10分程度ですが、御朱印をいただきたい場合は、待ち時間がかかる場合があります。
地元でもパワースポットとして名高く、諸願成就、厄除開運などすべての願いごとを叶える「願いごとむすびの神」として崇敬されています。祀られているのは四柱の神さまで、日本神話に登場する天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大神です。
15:30 宿泊施設へチェックイン
ディナー:チェックイン後に向かいましょう
【2日目】松本城、旧開智学校校舎、松本市立博物館、縄手通り
松本観光のスタートは、開城直後の松本城を訪れるのが最も効率的です。午前の早い時間帯なら天守閣の待ち時間が短く、ゆっくり見学できます。混雑時には、30分~60分、大混雑時には、120分待つこともあるので、1泊2日の松本旅行で回れる観光スポットの数も大きく変わってくる事もあります。松本城のチケットは、電子もあるので、事前購入が可能です。電子チケットは100円安いし、購入に並ぶ必要もないので、時間短縮ができます。
松本城から北へ10分ほど歩くと旧開智学校校舎、南へ10分ほど歩くと、縄手通り商店街へ到着し、女鳥羽川沿いの小さな商店や名物スポットが続きます。さらに南へ進めば中町通りの白壁土蔵の街並みに入り、クラフトショップやギャラリーを散策できます。短い距離で名所を連続して巡れるため、初めての松本旅行でも満足度が高いルートです。
〇松本城到着 8:30AM(滞在約2時間)
松本城公式ホームページ
所要時間目安:
天守閣内: 平均45分〜60分
本丸庭園:平均20分
公園全体: 平均20分
本丸御殿跡・二の丸御殿跡:約20分
個人的には、本丸御殿跡・二の丸御殿跡はあまり見所はないと思います。
開城直後の松本城を訪れるのが最も効率的です。午前の早い時間帯なら天守閣の待ち時間が短く、ゆっくり見学できます。混雑時には、30分~60分、繁忙期には、安全の為入場制限をしたりするので、120分待つこともあります。1泊2日の松本旅行で回れる観光スポットの数も大きく変わってくる原因にもなります。
松本城は、天守閣→本丸庭園散策→黒門→太鼓門→黒門の方に戻って、内堀沿いを散策。松本城の外観と内堀、晴れた日には、北アルプスと松本城のコラボの光景を楽しめます。内堀を進みきると、赤い埋橋と松本城という人気撮影スポットで写真をとるというコースが効率的です。
さらにすすむと、北側の道路に出ます。
〇松本城→旧開智学校校舎へ移動[移動時間:徒歩15分]
〇旧開智学校校舎(滞在約40分)
文明開化期の和洋折衷「擬洋風建築」と、当時の教育の雰囲気を今に伝える内部展示です。
〇旧開智学校校舎→松本市立博物館へ移動[移動時間:徒歩20分]
〇松本市立博物館(滞在約90分)
常設展のみで約1時間、常設展と特別展を組み合わせるなら1時間以上です。
総合的な視点で松本の「ひと」と「まち」を切り取り、人の営みとまちの変化を軸に、松本の過去と現在そして未来を考える展示室となっています。
〇松本市立博物館→縄手通り商店街へ移動[移動時間:徒歩3分]
〇縄手通り商店街(滞在約60分)
松本でランチに食べたいご当地グルメと地元民に人気の店
松本のランチは、蕎麦、山賊焼き、信州味噌を使った料理が特に人気です。観光地価格ではなく、地元の人が普段から通う実力店が多いのも特徴です。蕎麦店では手打ちの香り高い麺を楽しめ、山賊焼き専門店ならジューシーな鶏肉を味わえます。信州味噌を使った定食屋では優しい味わいの料理が揃い、疲れた体にも心地よい満足感があります。観光動線上に名店が多いので、迷わず立ち寄れるのもポイントです。
時代遅れの洋食や おきな堂
時代遅れの洋食や おきな堂
中町通り近くにあります。地元民にも人気で、お昼時はいつでも混んでる。デミグラスソースに定評あり。個人的には、プリンが好き。昭和レトロな雰囲気の中で、手間を惜しまない本格洋食を味わえるお店です。
松本くろ門
松本くろ門
中町通りにあります。夜は居酒屋ですが、ランチタイムは、定食が食べられます。人気は、信州福味鶏のご当地のグルメ、山賊焼きの定食です。
季節の郷土料理の店 草庵
季節の郷土料理の店 草庵
中町通りにあります。信州の自然が育んだ旬の野菜や川魚、発酵食品などを中心に使用。季節ごとに献立が変わり、その時だけの一皿を楽しめます。人気のメニューは、10品以上の食材を取り入れた小鉢が彩りよく並ぶ「手提げ籠弁当」と、自家製二八そばです。
ヒカリヤヒガシ
ヒカリヤヒガシ
中町通りから歩いて5分以内にあります。地元民にも人気がある、120年前に建てられた歴史的建築物名門商家「光屋」をリノベーションした建物で、信州食材を活かした会席料理を楽しめる特別な場所です。
夜の松本で楽しめるグルメ
夜の松本は、観光客にも地元の人にも人気の飲食店が豊富です。街の規模の割に、飲食店は多いとも言われています。ご当地グルメに限定せず、質の高い居酒屋、創作料理店、ワインバーなど多彩な選択肢があります。特に駅周辺は夜でも歩きやすく、初めての旅行でも安心して店を選べます。通し営業の店や日曜夜営業のスポットもあり、時間を気にせず楽しめるのも魅力です。旅の1日目を締めくくる食事として満足度の高い夜を過ごせます。ここでは、紹介しきれないくらい大好きなお店が沢山ありますが、個人的に、行く度にうまさについ唸ってしまうお店を紹介します。
もっきんどう
もっきんどう
営業時間:18:00〜23:00 不定休(基本的には日曜日)店主おまかせの創作和食と豊富な日本酒を楽しめる“隠れ家的な海鮮・和食店”です。夜はメニューは無く、3000円からのお任せコースのみです。小さい店なので、予約しましょう。
Restro Rin
Restro Rin
営業時間:18:00~20:30(LO.22:00 CLOSE)月・日定休日
信州産の肉(鶏・豚・羊・牛)やシェフ自ら捕獲するジビエを、ロースト&グリルに特化し、素材の旨みを最大限に引き出す調理法で提供してくれます。肉料理へのこだわりが強い。ワインが何杯でも合わせて飲みたくなる美味しい料理を提供してくれます。もちろん、魚もあります!
麺匠 佐蔵
麺匠 佐蔵
営業時間:17:30~22:00 火定休
安養寺ラーメンを提供するお店。安養寺ラーメンとは、長野県佐久市の安養寺で作られた大豆を原料とした安養寺味噌を使った信州味噌ラーメン。蔵を改装した建物で、店内はカウンターとテーブル席があり、食券制。平日休日関係なく、いつも行列。
2日目の午後に短時間で楽しめる観光スポットと駅近カフェ
駅から徒歩10分圏内のカフェをご紹介します。帰りの電車やバスの時間に合わせ、観光後に立ち寄りやすい駅近カフェも多く、手軽な軽食やスイーツを楽しみながら旅の締めくくりができます。出発までのわずかな時間でも満足度の高い時間を過ごせます。
翁堂 駅前店
翁堂 駅前店
営業時間:9:30~17:00 水曜定休
松本駅お城口から徒歩5分以内。駅前通り沿いにある老舗和菓子店2階にある昔ながらの喫茶カフェ
スパゲッティの盛りがいいことで有名。ちょっと珈琲をとおもいつつ、つい頼みたくなってしまう。
サンタカフェ巾上はばうえ店
サンタカフェ巾上店(食べログ)
営業時間:10:00〜18:00 不定休
松本駅お城口から徒歩5分以内。ヨーロッパを彷彿のさせるような装飾家具等は素材で、扉全てアンティーク。そのせいか、店全体が落ち着いて雰囲気です。のんびりしすぎて、電車やバスを逃さないようしてくださいね!
珈琲美学アベ
珈琲美学アベ
営業時間:7:00〜16:30 火曜定休
松本駅お城口から徒歩5分以内。
レトロという言葉がぴったり内装。アベでは、あっさりとしているけれど、酸味と丸みのある味わいを目指してるそうです。コーヒーもいいけど、ここは、モカパフェがおすすめです!最近は人気で、行列が絶えない喫茶店になってしまいました。
スターバックスMIDORI松本店
営業時間:
松本駅改札の目の前にあります。他のカフェがいっぱいだったら最後の砦として頭の片隅に選択肢としておいておくといいかも。
徒歩・バスで無理なく回れる時間配分のコツ
松本で効率よく観光するには、歩く量を減らす動線づくりが重要です。午前は松本城から南へ下る一本道を活用し、午後は美術館周辺の密集したエリアを中心に巡ると無駄がありません。バスは距離がある時だけ使い、基本は徒歩でつなぐのが最もスムーズです。観光時間を区切りすぎず、余裕を持って移動すると疲れずに回れます。
季節ごとのおすすめモデルコースアレンジ
松本は季節ごとに見どころが大きく変わるため、モデルコースのアレンジで満足度が向上します。春は松本城の桜が見事で、早朝訪問が特におすすめです。夏は美術館やカフェを中心に涼しく巡るのが快適です。秋は中町通りの散策が気持ちよく、クラフトショップ巡りに最適です。冬は雪化粧した松本城が幻想的です。また、プロジェクションマッピングと松本城の共演も人気です。写真撮影にも向いています。11月末(3連休後)~12月20日頃までは、松本は観光客が少なめでサクサク回りたい人に密かに人気の季節です。
松本観光で効率よく回れるスポット(松本城周辺エリア中心)
松本は人気観光スポットが松本城のまわりに集中しており、徒歩だけで効率よく回れるのが大きな魅力です。城下町として発展した街の特徴でもあり、歴史スポット・美術館・飲食店が並ぶ導線が自然と観光ルートになります。特に初めての旅行者は、この徒歩圏エリアをいかに無駄なく巡るかが満足度を左右します。ここでは、松本城周辺を中心に「迷わず短時間で回れるスポット」と「時間を節約する回り方」をまとめて紹介します。
徒歩で回れる主要観光スポットの人気ランキング
松本城周辺には徒歩5〜20分圏内に観光スポットが密集しており、歩くだけで主要名所を次々に巡れるのが特徴です。最も人気が高いのは松本城で、天守見学の後は女鳥羽川沿いを進んで縄手通りへ向かうのが王道ルートです。続いて中町通りの白壁土蔵の街並みが人気で、カフェ等の飲食店の他、クラフトショップやギャラリーが並び散策に最適です。そのほか松本市美術館は草間彌生の展示が目印で、歴史とアートを1日で楽しめる構成が魅力です。徒歩だけでも人気観光スポットを網羅できるため、車なしの旅行でも満足度が高いエリアです。
観光時間を短縮できる周り方の工夫
松本観光の時間短縮のポイントは、待ち時間が特に長くなる可能性になる松本城観光をいつにするかです。開城と同時くらいに松本城へ入ると混雑が少なく、天守の待ち時間が短くなりので、2日目午前に松本城観光をし、城下町方面へと南へ下る導線を活用することです。城を出た後は縄手通り→中町通りと迷わず進め、店や観光スポットが自然と連続するため移動ロスがありません。美術館は午前の方が比較的空いているため、1日目の午前に文化施設、午後は街歩き中心、という分け方が効率的です。地図を確認する時間も減り、短時間でより多くのスポットを回れます。
松本で宿泊すべきおすすめホテル(駅近・観光向け・温泉)
松本を効率よく観光するなら、「松本駅から徒歩圏内」に泊まるのが最も時間ロスが少なくおすすめです。松本城や縄手通り・中町通り、美術館がいずれも徒歩20分圏内にあるため、荷物を置いてすぐ観光へ出られます。また、夜ごはんの店選びや、翌日の出発のしやすさも駅周辺の大きな強みです。ここでは、徒歩観光を最大限に活かせる宿泊場所の選び方と、温泉に入りたい方向けの選択肢までまとめて紹介します。
松本駅周辺でアクセスの良いホテルの選び方
松本駅近くでホテルを選ぶ最大の利点は「移動のストレスがない」ことです。チェックイン後すぐ観光に出られるうえ、1日目の夜ごはんや買い物、翌日の出発もスムーズ。ホテル選びでは、駅から徒歩5分以内・口コミ評価が安定して高い・部屋の広さが十分という3点を重視すると失敗しにくくなります。松本はビジネスホテルのレベルが高いため、快適さとコスパのバランスが良い宿が多いのも特徴です。観光重視なら、大浴場があるホテルや朝食の評判がいい宿を優先すると旅の満足度がさらに高まります。
観光向けに便利な立地の宿泊エリア
観光のしやすさで選ぶなら、松本駅および松本城の中間エリアがおすすめです。この一帯は飲食店・カフェ・土産店が多く、観光と食事の導線が非常に優れています。駅周辺よりも静かなエリアが多く、落ち着いた雰囲気で過ごせるのも魅力。特に、松本城まで徒歩10分前後のホテルは、朝イチで城へ向かいやすく混雑回避に効果的です。また夜は城下町グルメを気軽に楽しめるため、観光+食の両方を楽しみたい方に理想的な立地です。「歩く距離を最小にしたい」人ほどこのエリアが向いています。
ドーミーイン松本: 松本駅から徒歩約6分、松本城までは徒歩6分です。
スーパーホテル松本・お城口: 松本城の近くに位置しています。
東横INN 松本駅東口: 松本駅から徒歩約3分とアクセスが良好です。
リッチモンドホテル松本: 松本駅から徒歩4分で、市街地の中心に位置しています。
リッチモンドホテル松本
松本駅から徒歩10分で、市街地の中心に位置しています。松本城まで徒歩約15分です。
温泉が楽しめる宿
徒歩観光を基本にしたいものの「温泉にも入りたい」という場合は、松本駅エリアからバスで行ける温泉地ではなく、市内にある温泉付きホテルを選ぶのが効率的です。近年は天然温泉の大浴場を備えた宿が増え、観光後にしっかり疲れを癒せる選択肢が揃っています。松本城や駅からのアクセスも大きく崩れないため、移動ロスを最小限にしながら温泉を楽しめるのがメリットです。浅間温泉は魅力的ですが、観光ルートから大きく外れるため「人気スポット中心に効率よく回る」今回の目的なら、市街地の温泉付きホテルが最適解となります。
ドーミーイン松本
天然温泉「梓の湯」大浴場と露天風呂が楽しめます。サウナや無料のサービス(ス(アイスキャンディ、乳酸菌飲料など)も提供されています。2025年3月にリニューアルオープンし、最上階には大浴場があります。
御宿野乃松本
最上階に北アルプスの景色を望む天然温泉の大浴場「あづみの湯」があります。穂高温泉郷からの天然温泉を運び入れています。
セルフロウリュサウナも利用可能です。
ホテルブエナビスタ
直接の温泉施設はありませんが、美ヶ原温泉の「翔峰」の日帰り入浴が無料になる特典があります。ホテルと温泉施設間の無料送迎も利用できます。松本駅から徒歩7分の立地にあります。
初めての松本旅行で失敗しないポイント
松本は観光スポット同士の距離が近く、徒歩と公共交通だけで十分楽しめる街です。しかし、初めて訪れる旅行者ほど「時間の読み違い」や「飲食店の営業時間ミス」でスケジュールが崩れがちです。特に人気スポットは混雑しやすく、行く順番次第で見られる場所が減ってしまうこともあります。ここでは、効率よく失敗のない松本旅をするために、注意すべき時間配分、スケジュールづくりのコツ、食事場所の確保の仕方まで、初心者が押さえておくべきポイントをまとめて紹介します。
時間配分で気をつけるべき注意点
松本旅行で最も起こりやすい失敗は「移動時間を短く見積もりすぎる」ことです。着いてみれば、楽しくなってしまい、実際には計画よりも長く滞在してしまう事はよくあることです。
やもすれば、松本城の見学に1時間以上、縄手通り・中町通りの散策にそれぞれ1時間以上かかるケースも多く、写真撮影やお土産選びを含めるとさらに時間が延びます。午前に松本城と城下町を回る場合は、最低でも2.5〜3時間を確保するのが安心です。また、人気カフェや飲食店はピークが集中するため、昼食は11:00〜11:30の早めか13時以降の遅めの訪問を推奨。美術館や商店街の回遊を組み込む際は、徒歩移動+待ち時間を含めてスケジュールを柔軟に調整することで、無理のない旅が実現します。
車なし旅行でありがちなミスと対策
車なし旅で起こりがちなミスは「歩くルートを逆方向に進んでしまう」ことです。松本城→縄手通り→中町通りの順で進むと、寄り道しやすく最も効率よく回れますが、中町でこれを逆にすると松本城の混む時間になり、待ち時間に坂や細い路地が増え、時間と体力が無駄に消耗します。公共交通を使うケースでは、タウンスニーカー(周遊バス)の本数や運行ルートを把握していないと待ち時間が長くなりがちなので、公式サイトで事前確認すると安心です。さらに、人気店の定休日が火・水に集中しているため旅行日と重なると行けない場合があります。訪れたい店は前もって営業日をチェックし、代替候補も用意しておくと失敗を防げます。
通し営業をしているグルメ店
松本はランチとディナーの間に休憩を取る店が多く、14:00〜17:00は意外と食事がしづらい時間帯です。この時間帯に街歩きをしていると、行きたい店が閉まっていて困るケースが頻発します。そこで役立つのが「通し営業」の店。駅周辺と松本城近くには、カフェ併設レストランや洋食店、蕎麦店など、昼休憩なしで利用できる便利な店がいくつかあります。観光中に突然お腹が空いたり、昼食が遅れたときの強い味方になるため、事前に通し営業の店を2〜3軒ピックアップしておくと安心です。混雑しにくい時間帯を狙えば、ゆったり食事を楽しめます。
スイーツだけでなく軽食が充実しているカフェ
観光の合間にちょっとした休憩を取りたいとき、軽食があるカフェは非常に重宝します。松本にはスイーツが人気の店が多いものの、実はサンドイッチ・トースト・キッシュ・パイなどを提供する軽食系カフェも豊富です。特に松本城周辺や中町通りには、観光ルートと相性の良いカフェが点在しており、長時間歩いたあとにエネルギー補給できるのが魅力。さらに、混雑ピークを外した中休み時間帯でも営業している店があるため、予定がずれても気軽に立ち寄れます。スイーツと軽食の両方を扱うカフェを押さえておくことで、旅の柔軟性がぐっと高まります。
長野県の情報誌編集部が厳選!松本城&松本駅周辺の名物グルメ特集!
まとめ
松本の観光は、主要スポットが徒歩圏に集まっているため、移動ストレスが少なく、1泊2日でも密度の高い旅ができるのが大きな魅力です。特に松本城を中心としたエリアは、歴史散策・街歩き・カフェ巡りが自然につながる導線になっており、効率よく回れば多くの名所を無理なく楽しめます。また、飲食店は人気店と通し営業店をうまく組み合わせることで、混雑や営業時間の制限によるスケジュール崩れを防ぐことができます。さらに、宿泊は松本駅から徒歩圏内を選ぶことで、荷物置きや移動時間の短縮につながり、観光に使える時間を最大限に確保できます。初めての松本旅行では、行く順番と時間配分を意識するだけで旅の満足度は大きく変わります。今回紹介した観光ルートや注意点を取り入れれば、限られた時間でも人気スポットをしっかり押さえた充実の旅が実現できます。次回訪れる際には季節のイベントや違う美術館を組み合わせるなど、自分好みにアレンジしながら、松本ならではの深い魅力をさらに味わってみてください。
余談ですが、松本市民は、本丸庭園まではいつでも無料で入れます。


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