スピードスケート界で次世代を担う存在として注目を集めているのが山田梨央です。ジュニア世代から安定した成績を残し、その成長スピードや滑りの質の高さから、多くの関係者の関心を集めています。「山田梨央はどんな経歴を歩んできたのか」「これまでにどんな実績を残しているのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、山田梨央のプロフィールをはじめ、スピードスケートでの経歴や主な実績、小平奈緒との共通点、そして将来性までを分かりやすく解説します。これからの活躍をより深く理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ミラノ・コルティナオリンピックでは、スピードスケート500m9位、1000m7位という結果を残しました。
*最新情報は公式発表をご確認ください。
山田梨央のプロフィールと基本情報
山田梨央さんは、若くして頭角を現しているスピードスケート界の注目選手で、短距離を主戦場としています。無駄の少ない滑走フォームと冷静なレース運びが特徴で、年代別の大会では常に上位争いに加わってきました。ジュニア世代から安定した成績を残し、基礎技術の高さとレース展開力の両面で評価を高めてきました。
両足首のけがに苦しみながらも、手術を受けて復活。国内大会や国際大会で安定した成績を残し、ミラノ・コルティナ五輪では、日本代表の座を獲得しました。
また、競技に対する姿勢の真面目さや、日々の積み重ねを大切にする姿勢も評価されています。派手さよりも安定感を重視するスタイルは、長期的な成長を見据えたスケート人生を感じさせる要素と言えるでしょう。
競技:スピードスケート
生年月日:1997年07月10日
出身:長野県諏訪市
高校:伊那西高校
大学:信州大学 教育学部
所属:直富商事
身長:156cm
結婚:現在結婚はしておらず、独身です。彼氏の有無については公表されていません。
競技との出会いから現在まで──山田梨央の成長の軌跡
山田梨央さんは、大学生の時に、病に倒れ亡くなった元選手である父親の影響で3歳から競技を始めました。幼少期から氷上に親しんできた山田梨央さん。全国中学短距離2冠、高校総体2冠など着実の力をつけてきました。北京五輪のプレシーズンで、1000メートルで全日本選抜帯広大会2位。全日本選手権でも2018年平昌五輪500メートルを制した小平奈緒さんに先着して2位に入りました。「やっとトップと戦えるようになった」と、確かな手応えがあったようです。
2020年全日本スピードスケート距離別選手権大会などに出場し、社会人1年目には、上位に登る実力を持っていました。
得意種目とプレースタイルの特徴
最大の特長が、低い姿勢をキープし、視線のぶれない、流れるような滑りです。
身長156センチの山田梨央さんは、「周りの選手に比べて足の長さも短いので、その中で氷を長く押さえるためにも、姿勢を低くして遠くまで足を使えるように」と、選手としては小柄な体を最大限生かそうと編み出されました。
高木奈々さんによると、山田梨央さんは加速がとても上手な選手です。序盤から安定したペースを維持し、終盤で加速していくスタイルは、小平奈緒を連想させる要素ともいわれています。力任せではなく、氷を的確に捉える滑りができる点も大きな強みです。
山田梨央と小平奈緒の関係性や共通点
メディアや関係者は、平昌オリンピック金メダリストの小平奈緒さんの後を継ぐ存在として山田梨央さんに注目しており、特に2026年ミラノ・コルティナ五輪などの大舞台では、セットで言及されるケースが多くなっています。
山田梨央と小平奈緒は同じ高校・大学の先輩後輩
山田梨央さん長野県諏訪市出身で、小平奈緒さんは、長野県茅野市出身です。この2都市は、隣接しており、小学生の頃には、二人とも茅野市にある同じリンクで滑り込んでいました。中学でも記録を伸ばし続け山田梨央さんは、小平奈緒さんと同じ長野県伊那市にある、スピードスケートの強豪校、伊那西高校に進学し、その後信州大学へと進みました
二人をつなぐ存在 ― 結城匡啓(ゆうきまさひろ)コーチ
山田梨央選手と小平奈緒さんには、指導者という共通点もあります。
小平奈緒さんを18年育て、世界トップへ導いた結城匡啓コーチ。
山田選手もまた、小平奈緒さんの背を追いかけ信州大学に進学し、その指導を受けてきた選手の一人です。
信州大学 教育学部の結城匡啓教授は、スピードスケート選手としての経験を持ち、長野五輪でも技術開発に関わった指導者です。結城教授のもとで「いかに速く滑れるか」を追求しました。

小平奈緒を尊敬し、追い続けた山田梨央

山田梨央さん自身が報道で、常に小平奈緒さんに対して「ただ、タイムが速いというだけでなくて、人としてあり方として、奈緒さんをすごく目標にしていきたいと考えています。」と語っています。
「小平選手と同じ道を歩むことができた」ことを喜びや誇りとして語っています。また、「同じ道をたどっているからああなれるとは思わない。しっかり自分で考え、これからどうしていくかが重要」とも語っています。
そういう後輩に、小平奈緒さんは「すごく才能がある。まだまだ伸びる」と期待をかけていました。
山田梨央 スピードスケート選手としての将来性
このように、山田梨央さんと小平奈緒さんは、世代こそ異なるものの、スピードスケート界において共通点が多い選手として語られることがあります。直接的な師弟関係や所属の重なりがあるわけではありませんが、競技に向き合う姿勢や滑走スタイルの面で重なる部分があり、将来性のある選手として比較される機会が増えています。
特に注目されるのは、安定感を重視したレース運びです。小平奈緒さんが現役時代に見せていた無駄のないフォームと再現性の高い滑りは、日本のスピードスケート界において一つの理想像とされています。山田梨央さんもまた、基礎技術を大切にし、安定したタイムを刻む滑走を武器としており、その点が共通点として挙げられています。
また、結果だけでなく過程を重視する姿勢も似ている点です。小平奈緒さんは日々のトレーニングや身体づくりを徹底する姿勢で知られていましたが、山田梨央さんも地道な練習を積み重ねながら段階的に成長してきた経歴を持っています。この積み重ね型の成長プロセスが、長く活躍できる選手としての期待につながっています。
現時点で、山田梨央さんはまだ成長途中の段階であるともいえます。小平奈緒さんが築いてきた成功モデルと重ねて語られることで、次世代を担う存在としての注目度は高まっています。今後どのような道を歩むのか、その成長の軌跡が注視されています。
ミラノ・コルティナ五輪で見せた結果
山田梨央さんは、1000mと500mに出場し、大会前には、「1000mで金メダルを狙う」と意気込みを語っていました。
女子1000m 7位入賞

2月10日、初めての大舞台で落ち着いた滑りをし、スタートダッシュを決め、前半はスピードに乗ります。後半も、粘り強い滑りを見せ、1分15秒16の記録を出し、7位入賞です。五輪初出場で入賞できるとは、すごいです!
目標としていたメダル獲得には届きませんでしたが、山田梨央さんは、レース後のインタビューでこう答えています。
やっと念願だったこの舞台に立つ事ができて、緊張も結構ものすごものがあったんですけど、その中で自分のやりたい滑りができたと思うので、自分の中ではやりきることができたと思います。
緊張が解けたのは、亡くなった父親のおかげでもあるようで、極限状態にいたが、レース直前に「オリンピックの舞台を見せてあげたかった。逆に言えばどこからでも見れる、特等席にいるようなもの。父さん、どこからでも見たい放題だなと思ったら、緊張が消えた」と見守られてると思い、滑りきれたそうです。父への思いが大きなパワーとなったようです。
女子500m 9位
2月16日、37秒78で9位という結果でした。初出場とは思えない、堂々と落ち着いたレース運びを見せています。
500mでは、100m通過のスピードが速いほど好タイムにつながりやすいといわれます。銅メダルを獲得した髙木美保さんは10秒4で通過したのに対し、山田梨央さんは10秒5と、わずかな差でした。髙木美保さんは、スタートから一気にスピードを乗せ、コーナーでも減速しない滑りでタイムを伸ばしました。山田梨央さんとの差はわずかですが、この加速力の違いが結果に表れたと考えられます。今回の山田梨央さんの滑りを見ると、次回オリンピックでのさらなる飛躍に期待が高まります。
まとめ
山田梨央さんは、ジュニア時代から安定した成績を積み重ね、基礎技術と冷静なレース運びを武器に日本代表へと成長してきたスピードスケート選手です。初出場となったミラノ・コルティナ五輪では1000mで入賞を果たし、大舞台でも力を発揮できることを示しました。
メダルには届かなかったものの、世界のトップと真正面から戦い得た経験は大きな一歩となりました。この舞台で得た手応えと課題は、次の4年へと確実につながっていくはずです。小平奈緒選手の背中を追い続けてきた歩みは、ここから新たな段階に入ります。
今後、国際大会でどこまで順位を上げていくのか。日本女子スピードスケートを担う存在として、次のオリンピックでの飛躍に期待が高まります。


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