長野屈指のパワースポットとして知られる戸隠神社。
戸隠のはじまりは、はるか昔の神話の時代までさかのぼります。
| 『昔々、天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴なふるまいに心を痛め、天の岩戸という洞窟に隠れてしまいました。すると世界は光を失い、闇に包まれてしまいます。 困り果てた八百万(やおよろず)の神々は、「どうにかして天照大神に出てきてもらおう」と知恵をしぼりました。そこで、岩戸の前で神楽や踊りを披露し、大きな笑い声を起こします。外がにぎやかになったのを不思議に思った天照大神が、そっと岩戸を開いたその瞬間、力持ちの神・天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が岩戸を引き開け、再び世界に光が戻りました。』 |
このとき引き開けられた「天の岩戸」が、地上に飛来して戸隠山になった――それが戸隠の伝説のはじまりとされています。
平安時代の終わりごろになると、戸隠は修験道の修行の場として栄え、都にまでその名が知られるほどの霊場だったそうです。
戸隠神社はその霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。この「天の岩戸開きの神事」で活躍した神々をお祀りしています。
近年人気の御朱印ですが、戸隠神社では、五社それぞれでいただけます。しかし初めて訪れる方の中には、どこで御朱印がもらえるのか、受付時間は何時までなのか、初穂料はいくらなのかと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、戸隠神社の御朱印について、五社の特徴や授与場所、時間、初穂料といった基本情報をわかりやすく解説します。事前に知っておくことで、参拝当日をスムーズに、そして心に余裕を持って巡ることができます。これから戸隠神社で御朱印巡りを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
戸隠神社五社それぞれの御朱印
戸隠神社は、奥社・九頭龍社・中社・宝光社・火之御子社の五社から構成されており、それぞれの社で御朱印をいただくことができます。
どの神様を祀る社なのかを知ったうえで御朱印をいただくことで、参拝の意味や御朱印の価値をより深く感じることができます。ここでは、五社の御祭神の特徴をあわせて解説します。
奥社の御朱印
奥社に祀られているのは、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)です。天岩戸神話で岩戸を開いた力の神として知られ、開運や心願成就のご利益があります。奥社の御朱印は、戸隠神社の中でも特に人気があります。長い参道を歩いた先でいただく一体は、達成感とともに印象に残る御朱印です。

九頭龍社の御朱印
九頭龍社には、水と縁を司る九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)が祀られています。縁結びや商売繁盛のご利益で信仰されており、近年は特に人気が高まっています。御朱印は落ち着いた印象で、奥社の御朱印と並べることで、力と恵みの対比を感じることができます。

中社の御朱印
中社の御祭神は、知恵の神である天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)です。学業成就や試験合格、商売繁盛のご利益で知られています。御朱印は整った書体で読みやすく、初めて戸隠神社の御朱印をいただく方にも親しみやすい一体です。戸隠神社の中心的存在として、多くの参拝者が訪れます。

宝光社の御朱印
宝光社に祀られているのは、天表春命(あめのうわはるのみこと)で、天手力雄命の御子神とされています。学問や技芸、裁縫、女性守護や子育て、安産の神様として信仰されています。石段を上った先でいただく御朱印は、静かな感動を与えてくれます。

火之御子社の御朱印
火之御子社の御祭神は、芸能と舞の神様である天鈿女命(あめのうずめのみこと)です。芸能上達や縁結びのご利益があり、表現に関わる人々から厚く信仰されています。
他に高皇産霊命(たかむすびのみこと)、その娘である栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)、栲幡千々姫命の夫である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)をお祀りしています。

戸隠神社の御朱印がもらえる場所と受付時間
戸隠神社の御朱印をいただく際に、事前に確認しておきたいのが授与場所と受付時間です。五社はそれぞれ離れた場所に点在しているため、場所や時間を把握していないと、参拝できても御朱印を受け取れないケースがあります。ここでは、戸隠神社の御朱印がもらえる場所と受付時間の基本情報を解説します。
各社殿で御朱印が授与される場所
戸隠神社の御朱印は、基本的に各社殿の授与所でいただけます。奥社と九頭龍社は奥社参道の終点付近にある授与所で対応しており、中社・宝光社はそれぞれの社殿近くに授与所が設けられています。
火之御子社は授与所がないため、宝光社 または 中社 の授与所でいただきます。冬季(12月〜4月頃)は中社のみになります。参拝後に各社の授与所で、火之御子社にも参拝したことを伝えれば、いただけます。
御朱印の受付時間の目安
戸隠神社の御朱印受付時間は、概ね午前9時頃から午後5時頃までが目安とされています。ただし、社殿や季節によって多少前後することがあります。特に奥社は参道の移動時間が長いため、余裕を持って受付終了前に到着することが重要です。
季節や天候による受付時間の注意点
戸隠神社は山間部に位置しているため、冬季や悪天候時には受付時間が短縮される場合があります。積雪の多い時期は奥社の参拝自体が制限されることもあり、御朱印の対応も変更される可能性があります。訪問前には、当日の天候や時期を考慮し、無理のない参拝計画を立てることが大切です。
戸隠神社の御朱印の初穂料
戸隠神社の御朱印をいただく際には、初穂料が必要となります。金額を事前に把握しておくことで、参拝当日に慌てることなく、落ち着いて御朱印巡りを楽しむことができます。ここでは、戸隠神社の御朱印に関する初穂料の目安とマナーについて解説します。
御朱印一体あたりの初穂料の相場
戸隠神社の御朱印の初穂料は、一社あたり500円です。五社すべて同額で、統一されています。ただし、時期や対応方法によって変更される場合もあるため、現地での案内を確認することが大切です。
五社巡りをした場合の初穂料
戸隠神社五社すべての御朱印をいただく場合、初穂料の合計は2,500円となります。五社巡りを計画している方は、事前に小銭を用意しておくと、授与所でのやり取りがスムーズになります。
初穂料を納める際のマナー
初穂料は、御朱印をいただく前に授与所で丁寧に納めるのが基本です。金額を確認し、静かに手渡すことで、神様への感謝の気持ちを表します。御朱印は記念品ではなく、参拝の証であることを意識し、敬意を持って受け取ることが大切です。
戸隠神社の御朱印帳について
戸隠神社で御朱印巡りをするなら、御朱印帳の準備も大切なポイントです。五社それぞれで御朱印をいただける戸隠神社では、一冊の御朱印帳にそろえて記帳することで、参拝の流れや達成感をより深く味わうことができます。特に五社すべての御朱印を集めると記念品を授与してもらえるため、御朱印帳は欠かせない存在といえるでしょう。
戸隠神社オリジナルの御朱印帳の特徴
戸隠神社では、中社の天井絵龍の刺繡が施されたオリジナル御朱印帳も頒布されています。黒か白の選択ができますが、どちらもゴージャスかつ上品です。代表的なパワースポット「戸隠神社」にふさわしい一冊です。紙質もしっかりしており、五社すべての御朱印を美しく残すことができます。


御朱印帳を購入できる場所
戸隠神社の御朱印帳は、中社・宝光社・奥社などの授与所で取り扱われています。ただし、社殿や時期によって在庫状況が異なる場合があります。確実に入手したい場合は、参拝の早い段階で授与所を訪ねるのがおすすめです。
御朱印帳の初穂料の目安
御朱印帳の初穂料は、1000円~2200円です(2026年時点)。デザインや仕様によって金額が異なることもあるため、授与所で確認すると安心です。御朱印帳も御朱印と同様、神様とのご縁を結ぶものとして、感謝の気持ちを持って受け取りましょう。
初めて御朱印帳を持つ方へのアドバイス
初めて御朱印巡りをする方は、最初から戸隠神社で御朱印帳をいただくのも一つの方法です。五社巡りの流れが一冊にまとまることで、後から見返したときに参拝の記憶がより鮮明によみがえります。また、御朱印帳は参拝の証であるため、丁寧に扱い、参拝後に御朱印をいただくという基本を大切にしましょう。
戸隠神社五社すべての御朱印でもらえる記念品とは
戸隠神社では、奥社・九頭龍社・中社・宝光社・火之御子社の五社すべての御朱印を集めると、記念品を授与してもらえる仕組みがあります。五社巡りを一つの目標として参拝する方にとって、達成の証となる嬉しい存在です。初めての方でも迷わないよう、記念品のもらい方を解説します。

記念品がもらえる条件
記念品を受け取るためには、戸隠神社五社すべての御朱印が一冊の御朱印帳にそろっていることが条件となります。参拝日が同日である必要はなく、過去にいただいた御朱印でも問題ありません。五社すべてが確認できる状態であれば、条件を満たします。
記念品の受け取り場所
五社巡りの記念品は、主に奥社・中社・宝光社のいずれかの授与所で対応してもらえます。御朱印帳を提示し、五社すべての御朱印がそろっていることを伝えることで案内されます。時期や状況によって対応場所が変更されることもあるため、迷った場合は授与所で確認すると安心です。
御朱印帳の見せ方と申告方法
記念品は自動的に渡されるものではないため、御朱印帳を自分から提示して申し出る必要があります。五社すべての御朱印が確認しやすいよう、まとめて開いて見せるとスムーズです。静かにお願いするなど、参拝者としてのマナーを意識しましょう。
記念品を受け取る際の注意点
記念品は数量や時期によって配布が終了する場合があります。また、混雑時には対応に時間がかかることもあります。確実に受け取りたい場合は、余裕を持って参拝計画を立てることが大切です。記念品は参拝の証としての意味合いが強いため、感謝の気持ちを持って受け取りましょう。
戸隠神社で御朱印をいただく際の注意点
戸隠神社で御朱印をいただく際は、参拝者としてのマナーや現地特有の事情を理解しておくことが大切です。特に五社巡りを行う場合は、移動時間や混雑状況によって計画が左右されることもあります。ここでは、戸隠神社の御朱印巡りで注意したいポイントを紹介します。
御朱印帳を預ける際の基本マナー
御朱印は参拝後にいただくのが基本です。まずは社殿で参拝を済ませ、その後に授与所へ向かいましょう。御朱印帳を預ける際は、開いて渡す、静かにお願いするなど、基本的なマナーを意識することが重要です。
混雑時に気を付けたいポイント
週末や連休、紅葉シーズンは、戸隠神社全体が混雑しやすくなります。混雑時は御朱印の待ち時間が長くなることもあるため、時間に余裕を持った行動が求められます。また、周囲の参拝者の妨げにならないよう、私語や写真撮影にも配慮しましょう。
参拝順序と御朱印の関係
戸隠神社には正式な参拝順序がありますが、御朱印をいただく順番自体に厳密な決まりはありません。ただし、五社巡りの意味を大切にしたい方は、宝光社から奥社へ向かう流れを意識すると、より充実した参拝となります。
戸隠神社の御朱印に関するよくある質問
戸隠神社の御朱印については、事前に知っておきたい疑問を持つ方が多く見られます。特に初めて参拝する場合は、対応方法や季節ごとの違いが気になるところです。ここでは、戸隠神社の御朱印に関してよく寄せられる質問をまとめて解説します。
書き置きの御朱印はあるのか
戸隠神社では、基本的に御朱印帳への直接記入が行われています。ただし、混雑時や繁忙期には、書き置きの御朱印で対応される場合があります。必ずしも常時書き置きが用意されているわけではないため、当日の状況に応じた対応になると考えておくと安心です。
御朱印帳を忘れた場合の対応
御朱印帳を持参していない場合でも、書き置きの御朱印であれば対応してもらえます。また、御朱印帳そのものが頒布されています。確実に御朱印をいただきたい方は、事前に御朱印帳を準備しておくことをおすすめします。
冬季や積雪時の御朱印対応について
冬季の戸隠神社は積雪が多く、奥社を中心に参拝や御朱印の対応が制限されることがあります。天候や積雪状況によっては、御朱印の授与が中止される場合もあるため、訪問前に状況を確認することが重要です。無理な参拝は避け、安全を最優先に行動しましょう。
戸隠神社の御朱印は回る順番に決まりがありますか
戸隠神社の御朱印をいただく順番に、厳密な決まりはありません。どの社から参拝しても、御朱印は問題なく授与してもらえます。そのため、時間や体力、天候に合わせて無理のない順番で巡ることが可能です。
ただし、戸隠神社には古くから伝わる参拝の流れがあり、一般的には宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社の順で参拝する方法が知られています。この順序で巡ることで、里宮から霊域へと段階的に進む形となり、戸隠の信仰や歴史をより深く感じられるとされています。

初めて御朱印巡りをする場合のおすすめの順番は
初めて戸隠神社で御朱印巡りをする場合は、奥社から参拝する順番がおすすめです。奥社は参道が長く、石畳や階段も多いため、体力や時間に余裕のある早い時間帯に向かうことで、落ち着いて参拝することができます。
奥社と九頭龍社の御朱印は同じ授与所でいただけるため、先に奥社方面を巡っておくと、その後の予定が立てやすくなります。奥社参拝を終えたあとは、中社・宝光社・火之御子社へと下る形になるため、移動の負担が比較的少なく、初めての方でも無理のない流れです。
時間や体力に不安がある場合でも、最初に奥社を済ませておけば、「一番大変な場所を参拝できた」という安心感を持って、残りの御朱印巡りを楽しむことができます。
御朱印の順番が違っても記念品はもらえますか
五社すべての御朱印がそろっていれば、参拝や御朱印をいただいた順番に関係なく、記念品の授与対象となります。同じ日に巡る必要もないため、複数回に分けて集めても問題ありません。自分のペースで参拝しながら、無理なく五社巡りを進めましょう。
御朱印巡りの際に、祈祷おみくじも引いた方がいいですか
戸隠神社を初めて参拝する方は、御朱印巡りとあわせて祈祷おみくじを引いてみるのもおすすめです。
祈祷おみくじは、神職が祝詞(のりと)をあげて、参拝者から聞いた年齢(数え年)と男女の別を戸隠の大神様に告げ、吉凶をお尋ねしています。他の神社のおみくじとは異なる特別感があります。
奥社・中社・宝光社の各授与所でお引きしています。
初穂料 300円
おみくじは、持ち帰って、引いた日から一年間の生活の指標としてたまに読み返してくださいとのことです。

| 戸隠神社社務所 ●住所 長野県長野市戸隠3506 ●電話番号 026-254-2001 ●電話受付時間 9:00~17:00 ・奥社は10:30~15:30 ・冬季は時間や窓口が変更になる場合があるため、事前に確認しましょう ●HP https://www.togakushi-jinja.jp/ |
まとめ
戸隠神社の御朱印巡りは、奥社・九頭龍社・中社・宝光社・火之御子社という五社それぞれの御祭神や由緒に触れながら、神話の世界観と戸隠の自然を体感できる貴重な参拝体験です。御朱印は各社でいただくことができ、授与場所や受付時間、初穂料を事前に知っておくことで、当日も落ち着いて巡ることができます。
また、五社すべての御朱印を一冊の御朱印帳に集めることで、記念品を授与してもらえる点も、戸隠神社ならではの魅力です。オリジナル御朱印帳を用意すれば、参拝の流れや思い出を形として残すことができ、御朱印巡りの満足度もより高まります。
山間部に位置する戸隠神社は、季節や天候によって参拝環境が大きく変わるため、時間に余裕を持った計画と基本的な参拝マナーを心がけることが大切です。御朱印は単なる記念ではなく、神様へご挨拶をした証であることを意識し、一社一社丁寧に向き合いましょう。
戸隠の歴史と神話に触れながら巡る御朱印と御朱印帳は、旅の記録としても、心に残る大切な一冊になります。これから戸隠神社を訪れる方は、ぜひ五社巡りを通して、自分だけの特別な御朱印の旅を楽しんでみてください。


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